①改正の主旨
令和6年4⽉に「繊維製品の混⽤率試験⽅法」に関する⽇本産業規格(JIS L1030-2(以下「JIS」という。))の改正に伴い、家表法第3条第1項の規定に基づき定められた「繊維製品品質表⽰規程(以下「繊維規程」という。)」のアクリレート繊維の混⽤率の表⽰の適正化を図るため。公定⽔分率·指定⽤語の改正を2025年1⽉1⽇に⾏うこととなりました。
②改正点
旧 | 新 | |
指定⽤語 | 合成繊維 (アクリレート) |
アクリレート |
公定⽔分率 | 0.0% | 30.0% |
③改正のポイント
公定⽔分率が規定されたことにより、実態に即した表⽰を⾏うことが出来、商取引上での混乱の解消、消費者に対して正確な組成表⽰を提供することが可能になります。
改正前
分類 | 種類 | 指定⽤語 | ⽔分率 | |
合成繊維 | ポリアクリルニトリル系合成繊維 | アクリルニトリルの質量割合が85%以上のもの | アクリル | 2.0% |
その他のもの | モダクリル | |||
アクリレート繊維 | 合成繊維(アクリレート) | 0.0% |
2025年1⽉1⽇施⾏
改正後
分類 | 種類 | 指定⽤語 | ⽔分率 | |
合成繊維 | ポリアクリルニトリル系合成繊維 | アクリルニトリルの質量割合が85%以上のもの | アクリル | 2.0% |
その他のもの | モダクリル | |||
アクリレート繊維 | アクリレート | 30.0% |
猶予期間:1年間(2025年1月1日~2025年12月31日)
ボーケンでは、アクリレートをはじめさまざまな繊維の鑑別、混⽤率試験に対応するとともに、各種表⽰に関するご相談も承っております。是⾮ご活⽤ください。
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東京試験センター
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